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下絵を数多く作成し比較検討する
ちょっとした暇つぶしや、描画技術向上のためのデッサンであれば、下絵なしに描くことは多々あります。
しかしながら作品といえる絵を描くためには、下絵を多く描いて、考察することがとても重要になります。
下絵をどのようなパターンで描くのかは、描き方(線画)のところの絵の構図を練るを参照してください。
この時間を多くとることが、完成度の高い作品を作成する元となります。
ある意味この下絵を数多く描く作業を楽しめるようになると、描画技術が向上したといえます。
下絵は完成品と同じ(キャンバスの号数や画用紙)ような縦横比率で描いた小さな四角の中に、鉛筆やチャコールなど顔料転写系の描きやすいもので描いていきます。極めてラフなもので構いません。
思いつくままに何枚でも描きます。
視点の違うもの
対象に寄っているもの、引いているもの
構成が異なるもの など
いっぱい描いたら、それらの中から最も良いと思われるものを1枚選び、より大きな大きさの紙に下絵を描いていきます。
これも作品の縦横比率に合わせてください。
この下絵の段階では、より良くするために、細かい部分の調整を行っていきます。
人物であれば、指の見せ方や、髪型、腕の位置、視点、各パーツの大きさのチェック、細かいポーズをどのようにとるのがいいかなど、描いては消し、描いては消しを行いながら詰めていきます。
風景であれば木の配置や視点の角度、雲の入れ具合などを詰めていきます。
描いては消しを行うために鉛筆やチャコールなどの消せる画材で描くのが下絵です。
色の思案については、最初の小さい下絵の段階で決めたベストの一枚をコピーや転写するなどして複数作成し、ラフに色を塗って様子を見ます。この際の色を塗る画材は水彩絵の具やガッシュやアクリルなど水で扱える画材が扱いやすいです。
おおまかな色を見るだけですので、色鉛筆でも構いません。
これで行こうと言う色の思案がおおよそ定まったら、先に完成させた少し大きな線画の下絵に、同様の色をのせて、様子を見ます。
完成させた線画の少し大きな下絵をコピーや転写して、より細かく色合いを変化させたものを複数枚作成して様子を見るというのもおすすめです。
また大きな線画の下絵ができてから、スキャナーなどでパソコンに取り込み、パソコンのCG作成ソフト(ファイアワークスやSAIなど)で色を塗って、どれがいいのか考えるという方法もあります。CG作成ソフトを使用すれば、明度や彩度を変化させたり、色を置き換えたりすることがワンタッチで行えるので、より容易にあらゆるパターンの下絵を作成して様子を見ることができます。
もちろん最初の小さな下をいっぱい作成する段階からパソコンのCG作成ソフトで行っても構いません。慣れていて感覚的に描きやすいやすい方で描けば良いです。
ここで完成した下絵を、より大きな完成品用の紙やキャンパスに転写する方法は、コラムのところで触れます。
下絵の線画の考察を完成品の紙やキャンパスの上で行うことはできますが、鉛筆やチャコールの色を完全に消すことができないので、描いては消しを行うことに難があります。
やはり別の紙の上やパソコン上で行うほうが良いです。
小さい小さい下絵(色や線、配置の考察)
↓
大きな下絵(より詳細な色や線、配置の考察考察)
↓
作品用の紙やキャンパスに線画を転写
が工程です。
くれぐれも下絵の縦横比率は作品と比べて適当にしないでください。作品に転写するときに調整が必要となってしまい。せっかくの考察が少し無駄になります。
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